谷 好通コラム

2026年08月25日(火曜日)

08.25. スズメを1億羽殺したら、飢饉になって、数千万人飢死した。

 

有名な話で、

中国建国の父、毛沢東が、

昔、「大躍進」の政策の中で、

「人が主食としている「米」を食べてしまう食害鳥”スズメ”を撲滅せよ。」

という政策の運動を中国全土で繰り広げ、

穀物を守って食料事情を良くしようとした。

 

その頃の中国共産党の毛沢東は絶対的であり、

誰も反対意見を言えなかった。

だから人民は誰もがスズメ退治に躍起になり1億羽もスズメを殺したそうだ。

そうしたら、

それまでスズメが食べていてくれた害虫が爆発的に増えて、

逆に、米が全く取れなくなってひどい飢饉になってしまった。

1億羽のスズメを殺したので

自然の生態系を狂わせてしまったのだ。

この大飢饉によって、数千万人もの人間が飢え死にしたという。

 

「スズメを1億羽殺したら、飢饉になって、数千万人飢死した。」

 

多くの人が知っている有名な世紀の愚策です。

 

策というものは、表面的かつ一面的な策であってはいけない。

 

「スズメは米を食うから殺せ。」これが単純な策。

しかし、

スズメを殺したら、スズメがそれまで食っていた「虫」が爆発的に増えて、

何百倍、何千倍にも増えた虫は、米を食い尽くして、

人が食う米が極端に無くなって、数千万人が餓死した。

しかし、

これを逆に考えると、

人を数千万人単位で殺そうとするなら、

スズメを1億匹殺せば目的を達する事が出来る。

 

もっと逆に考えると、

スズメを大切にするには生態系を大切にしなければならず、

生態系を大切にすること。つまり、自然を生態系ごと大切にすれば、

人々は生き続ける事が出来るという事になる。

 

毛沢東は、反面教師として

スズメを1億羽殺して

大飢饉になって、数千万人を飢死させた。

 

策は浅く、一面的であってはならない。

スズメを殺させた者は、米を守ったように誇るが、

実は生態系全体に致命的な打撃を与えてしまい、

虫が食って米が壊滅的に無くなり、守る筈の人間を絶望的に殺してしまった。

しかし、

本人に言わると「米を食うスズメを殺しただけだ。」と言うだろう。

策は一面的であってはならない。

策は自己満足的に、薄くてはならない。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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